フレコンとは | 米国・欧州・日本、世界のフレコンとは?

世界のフレコンとは?[ 追記編集中 ]

欧米のフレコン

フレコンは、
欧米ではFIBC(Flexible Intermediate Bulk Containers)
Bulk Bags、Big Bags、Tote Bags、Bulk Sacks、Jumbo Bagと呼びます。
材質・容量は日本と変わらず、ポリプロピレンで0.5tから1t、
最大2トン迄が主です。

そんなフレコンが、欧州では毎年2500万枚以上、
アメリカでは、3000万枚以上使われています。


左の写真は、欧米でよく見かけるフレコンの基本タイプです。
生地は白く、角型で、ベルトは4点で支えられています。
日本の場合、生地はベージュで丸型、ベルト2点を使い支えているタイプを 一番多く見かけます。

ところで、日本国内のフレコンの説明は、構造と用途まで終わっており、
世界的な動きや歴史に言及しているものは見あたりません。
しかし、フレコンを戦略的に企画して使っていく場合には、
世界のフレコンの動きや、歴史は押さえておく必要が有ります。

最初のフレコンは、どこで作られたのか?

1950年代-1960年代に最初のフレコンが製造されました。
けれど、最初のフレコンバックがどこで作られたかに関しては論争があります。
しかしながら、上記期間中にアメリカ、ヨーロッパ、および日本で作られたことは確かです。

欧米では、その最初のフレコンは、PVC(ポリ塩化ビニール:通称ビニール)とゴムから作られ、
化学工業のカーボンブラックの輸送に使われました。

今日でも、カーボンの輸送に使われているフレコンが多いのはこのためです。

※カーボンブラックとは、天然ガスから作った煤(すす)のことで、
 初期の煤(すす)は、西洋では「スート」、東洋では「松煙」と呼ばれ、
 18世紀アメリカで工業生産が始まり、その製法から「ランプブラック」とも呼ばれていました。
 そして、これらは古くからインキ、墨、絵の具などの着色剤・顔料として用いられてます。

 1870年代に 天然ガスから炱(スス)が作られ出し、
 この製品名はカーボンブラックとして販売されました。
 その結果、他のカーボン製品は大量に使われなくなりました。

 そして、20世紀に入ってからは、カーボンブラックはゴムの補強剤・増強剤として使われだし、
 ゴム工業の発展に貢献しています。なお、タイヤが黒いのは、カーボンブラックを使っているためです。

現在のフレコンとは?

現在私たちがよく見るフレコンは、1960年代の終わりから1970年代初めにかけて、
ポリプロピレン(通称:PP)で生地を作る技術の開発の結果、出現しました。
その結果、さらに色々な化学工業の会社が採用し、大量のフレコンが作られるようになりました。

そして、そのフレコンによる流通が確立したのは、ヨーロッパでは1970年中頃の石油危機の時です。
多くの産油国が大量の大規模な建物の建築にセメントを必要とし、
ヨーロッパから大量のセメントを中東に送るために、フレコンが使われています。

なお、アメリカの需要の拡大はヨーロッパより遅れ、
1984年に、フレコンバックをアメリカ合衆国運輸省が保安基準適合品(DOT)にしてからです。

さらに用途の広がるフレコン

2011年に起こった東南アジア・タイの 50年に一度の大雨による大洪水は、まだ記録に新しいですが、
このとき、巨大な防潮壁をフレコンが築いています。
大量のフレコンをジャンボ土嚢として使っています。

資料

アメリカにおけるフレコンメーカーの統合機関
Flexible Intermediate Bulk Container Association:http://www.fibca.com/

EFIBCA(ヨーロッパのフレキシブルコンテナ協会)

参考文献:
Wikipedia Flexible intermediate bulk container

BulkBag Container:http://www.bulkbagcontainers.co.uk/

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