フレコンバックの注意点
フォークリフトによる事故は想像以上に多く、 死傷者数は、毎年2500人以上です。
原因は、転倒、挟まれ、荷物の落下で 全体の半分以上を占めています フォークリフトは、作業スペースが限定されています。
また、普通の車両に比べて コンパクトにつくられています。
しかし、車体は作業の性格上、かなり重くつくられており、転倒、挟まれことが 他の車種に比べて 致命傷になります。
大別すれば原因は2つ
- 作業時の落下事故。
- フォーク(爪)先による破損事故。
効果的なことは
前者の落下事故で、フレコンに関しては 次のことが事故防止に効果的です。
- 荷物が入ってフレコンの移動は、出来るだけ低い位置でおこなう。
荷物の位置が 高くなればなるほど、重心は高くなり不安定になります。 - 高い場所で荷を取り扱う場合には、荷はその直前で持ち上げる。
特に注意すべきは、シャクリ(フレ)です。
シャクリは、ベルトに想定以上の負担をかけ、ベルト切れの原因になります。
また、左右のフレは車両の転倒の原因にもなります。 - フレコンの段積は原則2段です。
これは、高い位置でのマストの前傾が 前の方向への転倒の原因になっているためです。
なお、3段以上は 自己責任で 強度の確認して行ってください。 - フォークリフトの爪に フレコンを直接引っ掛けて運ばない。
専用のカーバー(アタッチメント)、もしくは底にパレットを置いてご利用ください。
なお、フレコンのベルトは、一部カバーで補強されていますが、これは、クレーンに対応しています。 - その他の注意点:
・最大荷重内で使う
・ベルトの片方にのみ重さをかけない
・フレコンの下に入らない
・フレコンを長い間外に置かない
・最大荷重内で使う
特に夏場。 フレコンは紫外線に本来弱い素材でできています。
フォーク(爪)による突き刺し
なお後者の、フォーク(爪)先による商品への突き刺し事故は、次の工夫が 大きな効果があるといわれています。
- パレットの爪の挿入口に 黄色の塗装
- 爪の部分に 新車納品時にあった黄色の再塗装、あるいは蛍光塗装
1.2.ともに、大きな原因になっている 見ずらさくる事故がなくなります。