フレコンバックを長く使う工夫とは

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フレコンを長く使う工夫

フレコンを長く使うコツがあります。

これは常識的なことだと思うんですけど、
紫外線を当てると劣化して弱くなるということは
みなさんもご存じだと思います。

フレコンを日中野ざらしにしないとか、
どうしても外で保管したいときはシートを被せるとか言うことは、
必ずやっていただかないといけないと思います。

確かに、紫外線防止剤、俗に言うUVは入っているんですけども、
大体3%ぐらいは大体通常入っています。
かと言って、これを例えば3%以上の5%に入れたからと言って
目に見えて紫外線強くなるんだということは、
私の実体験からしても、あまり見たことがないです。

その紫外線のことなんですけども、
ここでひとつ面白い話がありまして
黒のフレコンというのがあるんです。

みなさん黒というイメージからすると、
当然白と黒があって
夏場なんかで日差しで紫外線に当たったときに、
なんか黒の方が紫外線を吸収してですね、
ダメなんじゃかというイメージがあると思うんです。

これは、全く違うんです。
これも同じように実体験なんですが、
フレコンを作るというご相談を受けまして
ある四国の会社に行ったんです。
そこで 今までそこのお使いになっているフレコンなんですが、
本来の色はですね、どうしても決まっていることなので 変えることができない。

今までベージュのベルトがついている
今までお使いになっていて、どうしても使い方があらくて、
例えば夏場なんかですね 炎天下の中フレコンをほったらかしにして、
するとものの見事に短期間で、
1ケ月ぐらいの短期間で劣化しちゃて ベルトがボロボロになってしまうというお話しを聞きまして。

そうしたら、そのベルトですね、
本体を変えようがないんだったら 吊ベルトの色を黒にしたらどうですかと
ご提案をさしあげたら、
やってみようか ということで作らしていただいたんです。

それでおさめて、
1ヶ月2ヶ月3ヶ月たって当然その時には、ベージュのフレコンの企画もあったんですけども、
たまたま黒のを作ったときに、
これはもう生産国の中国にあったんですけども、
黒に糸で全部作ったベルトであればよかったんですが、
横の糸 縦糸と横糸があるんですが、
横糸に白の糸が何本かずっと入っているフェルトを使っている関係で、
紫外線にその白糸がやられてしまって
黒の糸だけがすだれ状に残ってしまったんです。

ということは、
これ実際になってクレームみたいな形になっちゃうんですけども、
逆の別の意味から考えると
紫外線にそれだけ当たって白の糸だけ劣化して黒の糸が残るということは、
黒の糸が紫外線にもつ証明にもなるんです。

それと、もうひとつ
本体の使われているベージュの原反なんですけども、
これもこういうデータがありまして、
ベージュの原反と黒の原反と 全く新しい白の原反ですね、
これを紫外線照射する装置に当てて
100時間 200時間 300時間 連続してずっと当てる実験を行ったんです。

それで300時間経過した後に、
ベージュの原反 黒の原反を強度テストで量ったところ、
あきらかに黒の原反の方が
最初の紫外線を当てる原反のときの強度よりも 残ってる強度がはるかに多かった。
という事例があります。

ただ、なぜ黒が紫外線に強いかメカニズムいては、
また別の機会に詳しいデータとともに説明したいと思います。

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